
ipod(アイポッド)や携帯電話の爆発的普及によって、若者が日常的にイヤホンで音楽を聴き続けるというライフスタイルが一般化しているようです。その歴史は比較的古く、30年以上前にソニーが世に「ウォークマン」を売り出してからになります。
こうした携帯型音楽プレーヤーの使用が若年層の難聴の原因になっているのではないか、という懸念があるようです。
携帯型音楽プレーヤー使用の程度は、過去に我々が見てきたものとまるで違って、ジョギングしている間に限らず、1日中聴きつづける例が増えています。また、長持ちする充電式電池のおかげで、携帯音楽プレーヤーを使う人々は長時間音楽を聴くようになり、耳に休む時間を与えなくなってきています。
ある調査では、騒音性難聴として知られる症状の発生が増加しているという結果も出ています。騒音性難聴の特徴は、高い周波数の音が聞こえにくくなり、時々軽い耳鳴りがしたり、騒音のある状況で会話が聞き取りにくくなったりします。聴覚の専門家たちも、30~40代に、顕著な耳鳴り、つまり耳の中でシューとかブーンという音が聞こえると訴える人が増えていると指摘しています。
ある研究では、音楽プレーヤーの最大音量の60%程度で毎日1時間、ヘッドホンを使って聴いている程度なら比較的安全だという目安があります。
また、聴覚を保護するために、大きな音の出るスピーカーには近づかない、職場や家庭、レクリエーションで騒音の出る機械類を使う時は耳栓を使うといったことを習慣化させることも重要だと指摘しています。