
今回は前回に引き続いて、難聴の種類・原因について詳しくみていきましょう。今回は「感音性難聴」の詳細と原因についてです。
<感音性難聴>
内耳から聴神経における故障、言わば神経性の障害が原因の難聴のことです。内耳で音が上手く処理されなかったり、音の電気信号を脳へ伝える神経が上手く働かないことが原因のため、音の内容がハッキリしないということがあります。
つまり単なる「聞こえない」という音量の問題に加えて、「聞き取れない」という音質の問題が加わります。ケースによっては、音量は普通に聞こえているのに言葉の内容がさっぱり判らないという症状もあると言われています。
その症状はつまり、「音」としては聴こえるが、聴き取れない、聴き分けられないことが多い。声の特徴によって、ほとんど問題なく会話できることもあれば、何度聴き返しても聴き取れなくて、会話にならないこともあり、人の話を聞いていないとかボケているとか思われてしまうこともあるようです。
また「小さい音が聴こえにくいのに、ちょっと大きな音でもうるさく感じてしかたがない」という現象(補充現象、補償現象、リクルートメント現象と呼びます)が特徴的に見られます。
原因についてはまだはっきりとしていないため有効な治療法がないのが現状です。この難聴の場合には耳と脳を繋ぐ神経に原因があるため、補聴器のような集音装置では効果がない場合も多く、これといった対処法がないのが特徴です。