
前回は難聴の種類は大きく分けて3種類あると書きました。
今回からはその3種類、ひとつひとつについて症状や原因についてもう少し詳しくみていくことにしましょう。
<伝音性難聴>
外耳、内耳、鼓膜の障害が原因となって聞こえが悪くなる、つまり音を伝える器官の障害が原因による難聴です。
このケースの難聴の原因となる病気に、滲出性中耳炎、慢性中耳炎の他に、先天性の外耳、中耳の形態異常など、耳垢栓塞、耳硬化症、外傷性耳小骨連鎖離断等があります。
また、「音響難聴」と呼ばれる、長時間、大きな音や音楽を聴き続けることが原因となって発症する難聴も「伝音性難聴」といわれています。
このタイプの難聴は、音を聞くための神経には異常がないので治療できる可能性が有り、補聴器などを使って耳に入ってくる音を大きくすればかなり聞こえるようになります。
伝音性難聴は、高度難聴になることはあまりありません。
ここで「聴力」について、簡単にまとめておきましょう。
「聴力」の分類法は、いくつか有りますので注意が必要ですが、下記はその例です。
<健 聴> ささやき声もよく聞こえる(10~30デシベル)
<軽度難聴> 小声が聞きにくい(30~50デシベル)
<中度難聴> 普通の声が聞き取りにくい(50~70デシベル)
<高度難聴> 大きな声でも聞き取りにくい(70~90デシベル)
耳もとでの大きな声でも聞こえない(90~100デシベル)
通常の音は聞こえない(100デシベル~)